ぷそさんのプログラミング研究所

【LaTeX】論文のためのVSCode+LaTeXの環境構築|upLaTeX

卒論や修論などの論文を書く際にLaTexを使用したいと考えている人もいると思います。

この記事では,VSCode+upLaTexを使うための環境構築についてご説明します。

この記事でわかること

VSCode+upLaTexの環境構築をする方法

目次

VSCode+upLaTexの環境構築のための事前準備

まず,必要なものは以下のようになります。

  • TeXを使える環境
  • VSCode

TeXの導入

Windowsであれば「Windows latex 導入」で検索していただくと無限に記事が出てきますので,説明はそちらに譲ります。

Macの場合は,下のコマンドで導入ができます。

brew install --cask mactex-no-gui 
sudo tlmgr update --self --all

VSCodeのインストール

ダウンロードページからVSCodeをインストールしてください。

VSCodeの設定

VSCodeの日本語化

まずは,日本語化した方がわかりやすいので日本語化するためのパッケージをインストールしましょう。

1.左のバーの上から5番目をクリックします。

2.検索欄に「japanese」と検索して1番上に出てくる「Japanese language pack …」をインストールします。(インストール後に再起動が必要の可能性あり)

LaTeX関連パッケージの導入

VSCodeでLaTeXを使う場合には,「LaTeX Workshop」の導入が推奨されています。

次に,「LaTeX Workshop」の設定を行います。

LaTeX Workshop」の歯車マークを押して,「拡張機能の設定」を開きます。

その後,右上にあるファイルマークをクリックします。

すると,下のような画面になるので赤枠の部分に下のコードをコピペしてセーブしてください。

{
    "latex-workshop.latex.tools": 
    [
        {
            "name": "latexmk", 
            "command": "latexmk", 
            "args": 
            [
                "-pdfdvi", 
                "%DOC%", 
            ],
        },
    ],
    "latex-workshop.latex.recipes": 
    [
        {
            "name": "latexmk", 
            "tools": 
            [
                "latexmk", 
            ]
        },
    ],
    "latex-workshop.latex.clean.fileTypes": 
    [
        "*.aux", "*.bbl", "*.blg", "*.idx", "*.ind", "*.lof", "*.lot", "*.out", "*.toc", "*.acn", "*.acr", "*.alg", 
        "*.glg", "*.glo", "*.gls", "*.ist", "*.fls", "*.log", "*.fdb_latexmk", "*.synctex.gz", 
        "_minted*", "*.nav", "*.snm", "*.vrb", 
    ],
    "latex-workshop.latex.clean.enabled": true,
    "latex-workshop.latex.autoClean.run": "onFailed", 
    "latex-workshop.latex.autoBuild.run": "onFileChange", 
    "latex-workshop.synctex.afterBuild.enabled": true, 
    "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
    "tabnine.experimentalAutoImports": true,
    "editor.minimap.enabled": false,
    "window.zoomLevel": 1,
    
}

簡単な文書を作成してみる

ここまでで,環境は整ったので簡単な文書を作成してみましょう。

texからpdfを生成するまでに必要なファイルは以下の通りです。

  • texファイル(.tex)
  • latexmkrcファイル(.latexmkrc)

    まずは,フォルダに.latexmkrcというファイルを作成します。

    中身は以下をコピペしてください。

    $latex                       = 'uplatex -synctex=1 -halt-on-error -interaction=nonstopmode -file-line-error';
    $latex_silent                = 'uplatex -synctex=1 -halt-on-error -interaction=nonstopmode -file-line-error';
    $bibtex                      = 'upbibtex';
    $dvipdf                      = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
    $max_repeat                  = 6;
    $pdf_mode                    = 3;
    $pvc_view_file_via_temporary = 0;
    

    次に,texファイルを作成します。

    今回は,test.texというファイルにしています。

    \documentclass[10ptj,a4j,dvipdfmx,uplatex]{jsarticle}
    \begin{document}
    
    \section{はじめに}
    LaTeXで簡単な文書を作成できます。
    
    \section{おわりに}
    とても便利です。
    
    \end{document}

    ctrl+Sもしくはcmd+Sをしてもらうと,同じフォルダ内にtest.pdfが作成されます。

    下の画像のようになったら完了です!お疲れ様でした!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    このブログでは,PythonやLaTeXの使い方などを紹介しています!
    仕事でも趣味でもプログラミングをしています。
    ブログは2022年8月にスタートしました。
    【経歴】東京大学大学院修了→大手IT企業勤務

    コメント

    コメントする

    目次