LaTeXで上付き文字・下付き文字をつけるには,^
(ハット)・_
(アンダースコア/アンダーバー)を使う。
化学式や数式において数字をつけたい場合や,似たような変数名を区別するときに使う。
目次
上付き文字・下付き文字の基本的な使い方
上付き文字は文字^{上付きにしたい文字}
,下付き文字は,文字_{下付きにしたい文字}
と入力する。
例えば,コマンドと出力の関係は以下のようになる。
コマンド | 出力 |
---|---|
ax^{2]+bx+c=0 | \( ax^{2}+bx+c=0 \) |
v_{0} = v – at | \( v_{0} = v-at \) |
添字が1文字の場合には{}
を省略することができる。
これは,インライン数式,独立した数式,文章のどこでも使用することができる。
それぞれの入力モードでの入力方法
インライン数式の場合
$
で挟んだ場合の行内数式の場合は以下のように入力できる。
インライン数式での上付き文字は$e^{x+y}$とかけ,下付き文字は$a_{x}$と書ける。
独立数式の場合
\begin{equation}
と\end{equation}
などで囲んだ独立数式の場合は以下のように入力できる。
\begin{equation}
\sum_{k=1}^{n} a_{k} = a_{1} + a_{2} + a_{3} + ...
\end{equation}
通常の文字として入力する場合
日本語の上付き文字や下付き文字をつけたい場合や,化学式などを入力したい場合には空文字に上付きや下付き文字をつけるようにして書ける。
水は化学式でH${}_\text{2}$Oと書ける${}^\text{注釈1}$。
上付き文字と下付き文字を混合させる
上付き文字に下付き文字をつけるといった場合には組み合わせて使うこともできる。
\begin{equation}
y = e^{x_{1}+x_{2}}
\end{equation}
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