理系大学生の方向けの参考文献の書き方を徹底解説します。
レポートや論文を書く際に参考にしてください!
文系の方はこちらをご覧ください。
参考文献の書き方
参考文献を書く上でポイントとなるのは以下の通りです。
参考文献を書く上で気をつけること
- 引用元の信憑性
- 文献一覧の書き方
- 本文での引用の書き方
こちらを1つずつご紹介します。
引用元の信憑性
レポートや論文で文献を引用する際には,そのデータの信憑性に注意する必要があります。
引用に適しているのは,以下のようなものです。
- 論文(できれば査読済み)
- 書籍
- 国の機関や研究機関が出している文書
- 企業が出している説明サイト(できれば避けたい)
論文であっても玉石混交であるので,できれば査読されているものが好ましいです。
論文が査読されているかは,以下のサイトで論文名を入力するとわかる場合があります。
論文を検索後,PEER REVIEWEDとなっていれば査読されていることを意味します。
文献一覧の書き方
文献の書き方にはいくつか流派があり,理系ではSIST 02スタイルというのが主に使われています。
絶対的な決まりはないので,指導教員の論文に合わせたり,所属学会の論文を見るなりするのがおすすめです。
SIST 02スタイルのそれぞれの書き方をご紹介します。
論文の引用方法
著者名(全員). 論文名. 誌名. 出版年. Vol. 〇〇, No. 〇〇, pp. 〇〇-△△.
という書き方をします。
例えば,以下のように引用します。
鳥海 不二夫, 榊 剛史, 吉田 光男. ソーシャルメディアを用いた新型コロナ禍における感情変化の分析. 人工知能学会論文誌. 2020, Vol. 35, No. 4, pp.1-7.
また,Noにあたる部分がない等の場合には次の項目に飛ばして書きます。
書籍
著者名. 書名. 出版社, 出版年.
という書き方をします。
例えば,以下のように引用します。
門脇大輔, 阪田隆司, 保坂桂佑, 平松雄司. Kaggleで勝つデータ分析の技術. 技術評論社, 2019.
Webサイト(PDFも含む)
著者名. “ページタイトル”. 年. URL, (参照 YYYY-MM-DD)
という書き方をします。
例えば,以下のように引用します。
野村総合研究所. “機械学習”. 2020. https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ka/machine_learning, (参照 2023-04-01)
本文での引用の書き方
参考文献は本文で引用して初めて一覧に載せます。
引用の方法にも色々種類がありますが,理系では主に下の方法が使われています。
どちらでも問題ないと思います。
参考文献つきレポートの例
これまでの内容をまとめると以下のようになります。
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